映画、小説

ほっこり人妻鍋 桜井真琴

〇オープニング

パンダの着ぐるみでイベントに参加して、上司の玲子とばったり会うシーン。

〇ストーリーと感想

全5章で、それぞれがグルメ取材で各地方に行き、そこの女性と懇ろになる展開。

グルメ雑誌の鍋企画の取材で、鍋の描写がとても丁寧に描かれている。

北海道、茨城、秋田、広島、博多など本物の郷土料理を食べに行っているかのようである。

また、それぞれの土地の女性の魅力も特徴的に描かれている。

方言や顔のパーツ、スタイル描写など、実際どのような女性化がイメージしやすく、それが官能小説としての商品価値を高めている。

そして女性達の心理描写もリアルで、たとえば旦那がかまってくれない寂しさから人肌を求めてしまうなど。

そういった世間日常でよくある男女の話があるから、安心して物語に没頭できる。

大変興味深い物語の展開だった。

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